はじめに
2024年7月、ファイナンシャルプランナー3級(FP3級)に勉強期間2週間(実質10日)で合格しました!
私が育児・家事をしながらでも2週間で合格できた勉強方法をシェアします。
- 実際に合格した人の勉強方法を知りたい
- FP3級に短期間で合格したい
- 効率的な勉強方法を知りたい
2週間のうち、娘ちゃんの体調不良で看病に徹したため全く勉強できず・・・
実質10日間しか勉強時間はとれませんでしたが、合格できました!
ファイナンシャルプランナーとは?
ファイナンシャルプランナー自体は、
物価高が家計を圧迫している昨今、ファイナンシャルプランナーの方をテレビ番組で見かける機会も多くなり、
ご存知の方が多いと思います。
ファイナンシャルプランナーは、
国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能検定に合格する、または
民間資格であるCFP、AFPの資格試験に合格することで名乗ることができます。
ファイナンシャルプランナー3級とは?
ファイナンシャル・プランニング技能検定は3級、2級、1級があり、
私が2週間で合格した3級は個人や企業の資産運用、保険、年金、税金などの幅広い金融分野に関する基本的な知識を持ち、アドバイスができる資格です。
・・・というと、なんだかとても難しいように聞こえますが、
実際は資産運用、保険、年金、税金、不動産、相続の基本的な知識を広く学ぶことができる資格で、
家計管理や投資をするうえでの一般教養として知っておいて全く損のない知識が学べる資格です。
- NISAもやってはいるけど実は詳細わかってない
- 保険屋さんに言われるがままに保険には入っているけどいるのかよくわからん
- 源泉徴収票をもらっても、ちゃんと見てない
- 年末調整はとりあえず人事に言われるがままに出すだけ
- ふるさと納税ってお得と聞くけどいまいちなにがお得なのかわかってない
- なんとなく贈与税とか相続税があるのは知ってるけど実際当事者になったら困る
- マンション売買は不動産屋さんに言われるがままに印押した
こんなことありませんか??
これ、実は全部わたしのことです・・・
全部とは言わずとも、一部は同じ方も多いのではないでしょうか?
こんなマネーリテラシーがちゃらんぽらんだった私も、
FP3級の勉強をすることで、
あいまいだった知識が整理され、ちょっとだけ自信と根拠をもって金融取引ができるようになりました。
ファイナンシャル・プランニング技能検定は1級にもなるとかなり高度な知識が求められ、
かなりハードルが高い試験です。(CFPやAFPも)
実際合格率も10%前後(学科)と高難度・・・
ただ、3級についてはCBTでほぼ通年受験でき、一般教養として知っているべき内容ばかりなので、ファイナンシャルfプランナーとして仕事をしたい訳ではなくとも受験して損はないと思います!
子どもにも知識として知っていてほしいので、将来取ってほしいなぁと思う資格です。
3級の試験は、学科と実技の2つの試験があり、両方合格が必要です。
学科と実技は同日に受験も可能ですし、別日に受験も可能です。
実技って何?!と少し身構えてしまうかもしれませんが、
学科試験のちょっと発展版程度で、さほど難しくありません。
学科試験の対策がしっかりできていれば、あとは演習で問題の出題形式を経験すれば十分かと思います。
実は私自身も当日まで実技の対策はしませんでした。
当日、学科試験と実技試験の間の1時間で実技の演習をやっただけ。。。
それでも85点で合格できましたので、いかに学科の演習をしておくことが重要かご理解いただけるかと思います。
当日まで対策なしは全くおすすめしません!!!笑
(前提)合格前の知識レベル
2週間で合格できた私の、もともとの知識/経験のレベルはこんな感じです。
人によってもともとの前提知識のレベルが異なると思うので、参考にしてください。
- 会社員経験
会社員なので、源泉徴収をもらったり年末調整をしたり・・・
そういったいわゆる会社員ならみんなやることは経験があります。
また、金融系の企業で働いていたので、メーカー等企業の方に比べるとほんの少し金融の知識は持ってるかも?とは思います。
ただ銀行や証券会社ではないので、金融系の資格は持っていません。 - 株・投資信託の投資経験は7年ほど
本を読んで、本の通りに買ってほぼ放置&貯金を使って個別株や投資信託をちょこちょこと・・・
ふんわり知ってるレベルで、経験豊富というわけではありません。 - 自宅のマンション購入経験あり
ローンの変動金利とは?とか、住宅ローン控除ってなに?とかは経験したのでなんとなく知ってました。 - 相続経験あり
祖父が亡くなった時に遺言をもとにした相続を経験しました。
ただ、父と兄がいろいろやってくれたので自分は言われた通りに書類に署名捺印してた・・・
もともと知識があったわけではないですが、
お金のことは好きだったので「なんとなく知ってる」「きいたことがある」みたいなものは多いかなと思います。
2週間で合格するために使った勉強教材
2週間で合格するために使った教材は2つだけ。
- テキスト「FPの教科書」(TAC出版)
- FP 3級ドットコム(https://fp3-siken.com/)の過去問道場
テキストはTAC出版の「FPの教科書」を使いました。
私はイラストがたくさんありすぎるのも苦手なので、
- サクサク読める文章
- 図表で説明がある
- 問題集の要素がない
という点を重視して選んでいます。
テキストは圧倒的に電子書籍(Kindle等)がおすすめです。
紙のテキストは3センチ近く厚みがあり、持ち運びがしづらく、育児・家事の合間のちょっとした時間に勉強するには不向きです。
その点、電子書籍はスマホでかんたんに開けるので、
SNSを開くのと同じ手軽さで勉強に着手でき、圧倒的にハードルが低くなると思います。
私も子どもの寝かしつけをしながら、スマホでテキスト読んでました
問題集も同様に、スマホで演習ができるFP 3級ドットコム(https://fp3-siken.com/)の過去問道場が圧倒的におすすめです!
過去問道場は試験の年度や分野で絞り込んで演習ができます。
解説も丁寧ですし、テキストには載っていなかったような解答のコツも載っていたりします。
アカウント登録すれば学習記録が見えたり、間違えた問題だけ復習できたりと、
本当に無料とは思えないほどのクオリティです。
過去問道場を使えば、有料の問題集や過去問は必要ありません。
ただし・・・
過去問道場は広告表示と引き換えに無料で利用できるようになっています。
そのためスマホで演習しているとたまに解説が隠されて非表示になってしまうことが・・・
iPadだとこの事象は発生しなかったので、がっつりやり込む時&初めての分野の演習をするときはタブレット端末(またはパソコン)利用をおすすめします。
とはいえスマホでもそのまま何問か解いている(解説は見えませんが、正誤はわかります)と、また解説が表示されるようになります。
とにかく過去問をたくさん解くことが大事なので、タブレットを持っていない方やタブレットを開くほどの時間がないときは、解説が見えなくなってもちょっと我慢して解き続けましょう!
私も授乳時間にスマホを使ってぽちぽち演習問題をこなしました。
2週間で合格した勉強方法
私が育児・家事をしながら2週間で合格できた勉強方法は、ずばり「ガツガツ実践型すきま勉強法」
要は「すきま時間に、ガツガツ演習で実践問題をこなして知識を定着させる」方法で・・・
- 受験申し込みをして計画を立てる
- テキストを1周読む
- 過去問演習をする
これだけです。
具体的な方法を説明します。
まず、受験日を決めて申し込みしちゃいましょう。
勉強開始より先に申し込みです。
FP3級はCBTでいつでも受験できる分、だらだらと勉強してしまいがち。
申し込みをすることでゴールが定ります。
ゴールがあれば計画も立てやすく、モチベーションが勝手に湧いてきます。
最悪、3日前までは日程変更できますので、
まずは申し込みしちゃいましょう。
申し込みが完了したら受験日から逆算して、学習計画をざっくり立てましょう。
ポイントは、「ざっくり」と「苦手なところから」です。
育児や仕事の都合で計画が乱れることも想定し、ガチガチに計画を立てるのではなく、
ざっくりこんな感じ~の計画でOKです。
私も娘ちゃんの体調不良で、計画通りには全く進みませんでした。
それでも「計画から遅れてる!やらないと~」という意識が芽生えて勉強のモチベーションになりました。
また、必ずしもテキストの第1章から勉強する必要はありません。
ざっとテキストを眺めて「苦手そうだな・・・全く聞いたことがない言葉が並んでるな・・・」という分野を最初の方にスケジューリングしましょう。
私は株などの投資経験はあったので、3章は比較的得意かな?と思い、
ほぼ経験がない相続事業継承と不動産を早めに勉強することにしました。
計画を立てたら実際に勉強を開始です!
まずはテキストの1分野を1周読みます。
このとき、流し読みではなく、ある程度理解しながら読みます。
具体的には「ふむふむ」「へぇ~」と思えるくらい、
出てくる文言が漢字がふりがななしでしっかり読めるくらいです。
覚えて空で言える必要はありません。
短期間で合格を目指す場合、何回もテキストを読む時間はないため、
ある程度理解して1周だけする、というのがポイントです。
1分野1周読めたら、過去問演習です!
過去問道場で分野で絞り込んで、テキストで読んだ分野だけ問題演習をします。
時間がなければ、難易度で絞り込みをして問題数を調整するのもよいと思います。
正答率が60%を下回らないように意識しましょう!
私も直前は時間がなかったので、普通以上の難易度だけで演習をしました!
その後は1分野終わったら、次の分野のテキストを読む、過去問演習をする、をひたすら繰り返す!!のみです。
受験して実感しましたが、
FP3級は「過去問から(ほぼ)同じ問題がでます」
じゃあテキスト読まずに演習したほうがいいのでは?と思うかもしれません。
確かにその方法もありだとは思います・・・
でも、いきなり演習をやると
「そもそも聞いたことがワードが並んでいるので適当に解いてしまう」ケースが発生します。
その後解説を読んで、理解することはできますが「自分の頭をつかう」ことができず1問ロスしちゃいますよね。
さらにその方法だと全体像を掴めずパーツを理解したにすぎません。
一方、事前にテキストを読んでいると、1問目から「あ、これテキストで読んだな~なんだっけなぁ~」と自分の頭を使って考える時間が発生します。
たとえ回答が間違ってしまっても、「あーそうだったそうだった」と記憶の定着につなげることができるようになります。
また、テキストは体系立てて解説してくれていますので、全体像を理解したうえでパーツを理解を深めることができ、知識の定着が進みやすいと思います。
まとめ
今回は私が育児・家事をしながら2週間で合格した勉強方法を解説しました。
合格後、マンションを売る手続きをする機会があったのですが、「あーこれ勉強したやつ!」と得た知識と生活との結びつきをを実感しています。
また、試験に合格することで勉強へのモチベーションも上がり、次は別の資格試験やFP2級にも挑戦しようと思っています!
ぜひいっしょに頑張りましょう〜
FP3級を受験しようとしている方へこの記事が参考になればうれしいです!